「エッセンシャル思考」のレビュー

最小の時間で成果を最大にする　　グレッグ・マキューン　　訳＝高橋璃子

エッセンシャル思考とは最重要なことを自ら選び、そこに集中しましょうという考え方です。こちらの著書は多くのところで紹介されており本屋さんでもよく見かけるのではないでしょうか。2014年１１月に発売されてから50万部を超えるベストセラーです。レビューでも評価は非常に高く、多くの人にとって読んで良かった本となっているようです。

大手サイトレビューまとめ

Amazonでのレビュー件数は７０００件を超えており★の平均評価４.５と非常に高評価です。意見として多かったのは「読みやすい」「わかり易くためになった」「忙しさを感じている人は読むと良い」などの良い評価です。逆によくなかった意見は「自分には合わない部分がある」「エピソードについて納得できない」「非エッセンシャル思考で書かれている」などがありました。本のテーマが考え方なので受け入れられないという方もいらっしゃるとは思います。またエピソードが多く紹介されております。これは理解を深めるためそれぞれの項目でエピソード紹介をしています。これを煩わしいと感じる方もおられますが、私は理解しやすいと感じました。

著者グレッグ・マキューンについて

1977年イギリスロンドン生まれ。アメリカシリコンバレーのコンサル会社THIS Incの CEO。Apple 、Googleなど超有名企業にアドバイスしている。

2012年世界経済フォーラムにより「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出。

2021年12月には「エッセンシャル思考」の第二弾となる「エフォートレス思考　努力を最小化して成果を最大にする」を発売。

この本のテーマ

繰り返しとなりますがエッセンシャル思考とは自分にとって重要な事を選び、そこに集中しましょうという考え方です。たったそれだけのことと思うかもしれませんし、別に知ってますという方もいらっしゃるでしょう。この当たり前とも思える考え方の重要さがこの著書により本質的に理解できることでしょう。エッセンシャル思考は単に時間術や効率化を訴えているわけではないのです。自分で熟考し選び抜いたことに集中することこそ自分の人生を生き、喜びを感じ、幸せに暮らす方法論であると思います。やらされてる感ではなく自分の意思で頑張っている時の充実感はわかると思います。この著書を読むことによって、仕事や生活全般において意識することができる考え方を身につけられる事でしょう。

難易度について

この本はあまり難しい言葉は出てきませんし、覚えるのが大変な横文字もほとんどありません。ですので読むことにおいては簡単な部類でサクサク読める部類と思います。ただ、300ページほどある本なので熟読するにはある程度の時間は必要となるでしょう。実践することは簡単なことから、最初からは難しいレベルまであります。時間をかけて無意識レベルまでエッセンシャル思考を浸透させる事を目的としていますので、徐々にやれる事から始めて実践していくと難しくはないと思います。

まとめ

多くの方がおすすめ本とし、読者も多く、評価も高い、間違いない良書といえるでしょう。自分の考え方と違うとおっしゃってる方でも評価は悪くありませんので、読んでためになる事があり役立つ部分があると考えられます。ぜひご一読してみてはいかがでしょうか。